思考を止める。思考が消える事の意味。

瞑想や坐禅、内観を通して思考が止む事がある、思考が消える瞬間があると言う人がいます。 ですが、消えるのは思考そのものではないと、坐禅をしていて感じました。

波は穏やかになる事もありますが、荒々しく大きく動く事もあり、波そのものが完全に消える事はありません。 風がやんで穏やかな天候の時でさえ、常に波は海面に表れます。

思考もまた海の波のようなものだと思います。 思考も、その大きさ強さは変われども、止む事はありません。 失われていくのは、思考ではなくコントロールしたいという欲求と、思考と自分を同一視する意識のようです。

波が嫌だからといって、「波よおさまれ!」「海よ干からびろ!」と言ったところで、それは消えません。 目の前に立ちはだかる大きな山脈が邪魔だからといって、その山が消えてくれるわけではありません。 それは思考も同様で、その事に気付いたらとても愉快になって笑いが止まらなくなりました。

思考は消えません。思考をコントロールしようとする欲求がなくなるだけです。